十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

秋霖

雨が降っている


ハナミズキの赤い実を濡らし
消えかけた灯火のような彼岸花を濡らし
雨が降りつづいている


春の雨は 希望の匂いがするが
秋の雨は うら寂しさを連れてくる


「すすき梅雨」が「さざんか梅雨」に変わるころ
寂寞たる焦げ茶色の諦めへと変わる


季節は移ろいやすく
人の一生も うたかたの夢の如く流れゆく