十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

芒原

行けども行けども 限りない芒原
芒の穂が風に揺れ
銀色に波打つ


「もう、夏もおわりか」
ちいさく呟いた 言葉が
銀色の穂波に吸い込まれていった


私はポケットから紙切れを取り出し
細かく千切って
空に飛ばす


風に舞った紙片の一つひとつは
出すことのなかった懸想文
伝えることの出来なかった 私の想い