十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

広島原爆忌

敗戦から73年、今日は広島原爆忌である。


一発の原子爆弾で約14万人が亡くなったという。
その後に原爆症等で亡くなった人が10数万人。


そして、今でも胎内被曝等で苦しんでいる人たちがいる。
なんとも怖ろしいことだ。


原爆というと、井伏鱒二の「黒い雨」を思い出す。
被爆した人は、原爆症で苦しみ、さらに差別や偏見で二重にも三重にも苦しんだという。


私の叔父も広島で被爆した。
しかし、被爆者手帳は持っていなかったらしい。
手帳を申請するには、第3者の2名以上の被爆証言が必要になるそうだ。


現地で武装解除され、終戦の混乱の中をやっとのことで故郷に帰ってきた者にとっては、被爆者手帳のことなど考える余裕はなかったのかもしれない。


それとも他に理由があったのか、今となっては分らない。
叔父は、戦争のことはほとんど語らなかった。
語らなかったことが、かえって戦争の傷の深さを物語っているような気がした。


私の脳裡には、叔父の首筋にあったケロイドの痕が、今でも生々しく残っている。


ハイビスカス