十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

蚊も飛ばない暑さ

今年は除草剤を撒いて雑草が生えないので、蚊が少ないのかなと思っていた。
ところが、新聞を読んでいたら、蚊が活動するのは10度~35度までらしい。


そうか!蚊も飛べないほどの異常高温が関係していたのか。
気象庁が言うように、もはや高温災害である。


以前、「根性だ~、気合いだ~」が口癖の同僚がいた。
その言葉を自分自身に向かって言い聞かせるのは構わない。
しかし、他者に向かって根性や気合いを求めるのは危険だ。


根性や気合いで、すべてのことが解決するわけではない。
私のように、どうしても気力が湧かない時がある人間だっているのだ。


蚊も飛ばない酷暑を、根性や気合いで乗り切ろうとするのは、ある種の無知蒙昧だ。
日本人は、「心頭滅却すれば火もまた涼し」なんて言葉を好む傾向がある。
私は禅宗の僧ではないので、暑いものは暑いし、苦しいものは苦しいのだ。


心の病など気の持ちようだ、などと今でも信じている人がたまにいる。
繰り返すが、精神論は己を律するルールだけにしてもらいたい。
自分の価値観で相手を裁くほど愚かで危ういことはない。


蚊も飛ばないような暑さの中で、今日も一日が暮れようとしている。


オニユリ