十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

人間の都合で翻弄される命

穏やかな小春日和で、師走が始まった。


部屋の中にテントウムシがいたので、つまんで外に逃がそうと思った。
その小さな虫をつまんだ瞬間、カメムシの強烈な悪臭が広がった。


テントウムシと間違えたカメムシは、洗濯物について部屋に入ってしまったのだろう。
あまりにも臭いので、ガムテープにペタッと貼りつけて、ゴミ箱に捨てた。


それにしても臭い。
石鹸で手を洗って臭いは少し弱くなったが、風呂に入らないと消えないだろうな。


もし、これがテントウムシだったら、そっとつまんで外に逃がしただろう。
アブラムシやカイガラムシなどを食べる種類のテントウムシは、益虫とされる。


それに比べてカメムシは、野菜や果物の吸汁をしたり、なんといってもあの悪臭ゆえに嫌われる害虫のひとつであろう。


見た目の可愛さや、害虫か益虫かで、その虫の運命は違ってくる。
でも、よく考えてみれば、すべて人間の都合に過ぎないのだ。


ほんとうは、昆虫に罪はないんだよなあ。


イチイの実(オンコの実)