十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

寄る辺なき風の如く

人間なれば堪へがたし

真実一人は堪へがたし (北原白秋)


短いが、心に突き刺さる詩である。


「人間なれば」という書き出しは重たい。
犬や猫だったら、「真実ひとりは」などと言わないだろう。


一人暮らしの高齢者は、2015年の統計では592万人、そのうちの400万人は女性だ。
今でも一人暮らしの高齢者は急速に増えている。
そして、怖いことに日本の人口は減っているのだ。


今この時にも、堪えがたい寂しさに堪えている人が、高齢者以外にもたくさんいる。
街に人が溢れていても、雑踏の中の孤独は埋められない心の穴のようなものである。


病気を治療する薬はあるが、寂しさを癒す薬は無い。


スイカズラ