十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

読書と体調

最近、眠くて仕方がない。

朝食後横になっていると、一時間くらいうとうと眠ってしまう。


あまりにも眠いので、ナルコレプシーを患っていた色川武大を思い出してしまった。
色川武大は、阿佐田哲也のペンネームの方が知られているかもしれない。
ちなみに、伊集院静が書いた「いねむり先生」のモデルは、色川武大である。


色川武大が最晩年に書いた「狂人日記」という小説がある。
その中に、こんな言葉があった。


不安と一緒に、ある図太さが生まれたのはそのときだったと思う。
なァんだ、笑われてしまえばいいのか。


そうだ!笑われてしまえばいいんだ。
と思った瞬間、気持ちがスッと軽くなったのを憶えている。


この言葉に出合えただけで、300ページ弱の本を読んだ甲斐があった。


しかし、この本は調子が悪いときは読まない方がいい。
私は、再読しているうちに苦しくて先に進めなくなったことがある。


また、これは短編だが、ゴーゴリの「狂人日記」、魯迅の「狂人日記」、チェーホフの「六号病棟」なども、体調が悪いときに読むのは控えた方がいい。


まあ、絶不調のときに本など手に取る気にはならないが。
何れにしても、私にとって読書は体調のバロメーターでもある。


皇帝ダリア