十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

麦わら菊(ヘリクリサム)

花をそっと握ると、その名のように乾いた麦わらのような感触だ。
まるで、土の中からドライフラワーが生えてきたような感じで、花びらがカサカサする。


ムギワラギクは、実際ドライフラワーとしてよく使われる。


ずっと昔、麦わらをストローとして使った記憶が頭の隅に残っている。
麦わらのストローで何を飲んだのだろう。


今のように多種多様な飲み物などなかった時代、思い出すのは麦茶とサイダーくらいだ。
あるいは、水に溶かす粉末のジュースだったか。


何を飲んだか憶えてないが、麦わらのストローの端を噛んでつぶしたことは思い出す。
まだ、日々の生活の中に、自然がさり気なく入り込んでいた懐かしい昭和のことである。


そういえば「straw」は「麦わら」という意味だったな。
プラスチックが環境汚染問題になる遥か以前、人間はもっと自然と共生していたのに。


ムギワラギク