十六夜の厭世的雑録

人生をそんな深刻に考えるな・・・永久に続くものじゃないんだから。

四里四方

何を食べても美味しい季節になった。
食欲の秋である。


昔の人は、「四里四方に病なし」と言った。
自分の身の周りで採れる食材を食べていれば、健康で過ごせるということである。


四里といえば約16kmだが、とても16km四方で生産されたものだけを食べて暮らすには無理がある。
要は、地産地消がいちばんいいということだ。


時々、日本の食料自給率はどれくらいなんだろうと思う。
40%を割ってしまったのではないだろうか。


外国で生産されたものを食べ、季節に関係ないものを食べる。
昔と食生活が大きく変わってしまった。


食生活の変化は、食料自給率に関係し、延いては医療にまで影響を及ぼす。
日本人は、どこへ向かっているのか。


地元の食材を旬の時期に食べること、これが基本だと私は思う。


時期外れに、燃料費をかけてハウス栽培されたものを食べるのはどうなんだろう。
でも、激しい競争社会では、稀少価値が優先される。
食料品も例外ではないのだろう。


結局、根底にあるのは人間の飽くなき欲望かもしれない。
その欲望が、いつか人間自身に牙を向けてこなければいいのだが。


NHKの「やまと尼寺 精進日記」が好きで、よくテレビを観る。
あの番組を見るたびに、身土不二・・・人間の身体と土地は切り離せないと思うのだ。


イモカタバミ